1. 地域課題、その先へ

少子高齢化、人口減少、産業や地域コミュニティの衰退、インフラの劣化。

日本の「田舎」と呼ばれる地域のほとんどが抱えているだろう課題を、瀞峡も抱えています。田舎には田舎の課題、都市には都市の課題。課題のない場所なんて、きっと日本にはないのでしょう。

地方に課題があることも、その解決策を考えることもあたりまえ。

でもそれだけじゃない。この場所がおもしろいから関わるのだし、関わることによってもっとおもしろくなるんだと、私たちはそう思っています。

紀伊山地の奥地にあり、奈良・三重・和歌山の三県境にまたがる大渓谷「瀞峡」。数キロにわたって続く巨岩と奇岩がそそり立つ圧倒的な景観と、瀞という漢字を体現するゆったりとした川の流れが特徴です。

勇壮な筏下りで知られる北山川林業の中継地点として、多くの筏師たちが行き交った瀞峡。

明治の文豪たちに愛された国立公園の特別保護地区であり、天然記念物と同時に特別名勝でもある瀞峡。

自然と文化の時間が積み重なるこの場所は、人の心と身体をゆったりとさせるかと思えば、研究者のような目つきにもさせてしまう、そんな不思議な場所でもあります。

いま、私たちと一緒に瀞峡の未来をつくる仲間を探しています。

秘境から始まる観光地域づくりへの挑戦に、あなたも参加しませんか?

瀞峡をゆく川舟。明治期から続く瀞峡観光のスタイルです。

瀞峡をゆく川舟。明治期から続く瀞峡観光のスタイルです。

2. 私たちについて――瀞峡ビジョンデザイン協議会